おしゃべり
最近、息子がよくよくしゃべる。
朝起きると、とてもきらきらした尊い瞳で、朝が来たことを喜んでいる。
そして、あーあーうー、んぐーんぐーとおしゃべりしてくれる。
おしゃべりに「うんうん、そうだねーー、そうなんだ、うんうん」とか、時にはこちらも「あーうーあー」とか相槌をうつと、また「うーうー」と返してくれる。
彼のお話にこちらが返すとその分たくさんお話ししてくれる。
もっとも原初的な会話だ。そして会話の本質はこれそのものと思う。
話す人と聞く人がいて、お互いを思いながら、うなづき合う。
やりとりがある。
交感がある。
これが会話するということだ!と感動してしまう。
心が弱った人だったり、発達障害や認知症の人との会話では、とにかくおうむ返しにしたり、うなづくことが相手を肯定し、パワーになるから大切だ、というのはよく聞くし、頭では理解してた。
実際にそれをやっていることもあった。
でも、息子とのやりとりで、とても自然に感得した。
一緒におしゃべりしあっていると、とても幸せな気分になる。
重度の発達障害の人と言葉のない音楽をしていたときのような感じだ。
言葉がないことの幸せ。
赤ちゃんのお世話をすること、お年寄りや病人のお世話をすること、通じていることがたくさんあるように思う。
赤ちゃんを育てることで得る感覚は、いつか親を夫を、お世話することにつながっている気がする。
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