淡々とリズムよく
妊娠してからホルモンについて考えるようになった。
女性はホルモンが鍵ってよく聞いてたけど、妊娠から出産を経てリアルにホルモンの力を感じる。
妊娠中しきりに聞くのが「オキシトシン」という愛情ホルモン。
子どもやパートナーとの愛情を深めるホルモンで、おっぱいを出したり赤ちゃんを育てるのに分泌される。
同時に攻撃性も高めるそうで、育児に非協力的だと感じた瞬間に夫を攻撃したりする。
敏感になって敵を威嚇する、子猫を抱えた母猫みたいな感じ。
ちなみにオキシトシンは男性にも出る。
それと反対方向の男性のホルモンがアドレナリン。
仕事やスポーツを追い込んでやるときにぐわーーっとでるやつ。
オキシトシンとアドレナリンはどっちかが出るとどっちかが引っ込む、反対の関係。
私は仕事も大好きだし、やるときはがーーっと進めるから、アドレナリンが結構出ちゃうほうだと思う。
なかなか妊娠しなかったのも、働きすぎ、追い込みすぎてアドレナリン出まくりだったからだと思う。ふっと抜いた時に授かったから。
アドレナリンを出してモーレツに働くのは快感でもあるし、好き。
20代はそんな働き方が楽しくてしょうがなかった。
育児中のいまも、仕事でも家事でもモードに入るとぐわっとアドレナリンが出る。
それでおっぱいトラブルにつながる。
赤ちゃんと2人きりで、ゆったりテキトーにわがままに過ごしてる時はたぶんアドレナリン出てない。家事もマイペースなら苦にならずにできる。
でも人との約束やらイベントやら諸事情でリミットができたりToDoリストができたりすると、ぐわっとアドレナリン出てしまう。
育児を機に、アドレナリンを出さないで、仕事や家事をすることを身につけられたらいいなと思った。
もちろん、どのホルモンもそれぞれ適度に出てるのがよくて、どっちも出すぎるのはよくないんだけど。
でもアドレナリン出さずに、仕事も家事もふくめて、淡々とリズムよく生活できるほうが、長く続けられるんじゃないかと。
赤ちゃんと2人だけのときの生活はだんだんうまく回るようになってきた。
友だちが「必ず2時間くらいまとめて寝るときがあるからその時を狙って家事してた」と言ってたのを聞いて、赤ちゃんが寝たすきにやることを学んだ。
赤ちゃんの眠りに合わせて、優先順位をつけてやるから、無駄なことが少なくて結構いいみたい。
0コメント