2018年→2019年

2018年のおわりと2019年のはじめに。


「こつこつ、ゆっくり」の2018年。いろんなことを「手放す」1年だった。

障害児支援施設やまちづくり会社での仕事を手放した。

自分を固めていたプライドを手放し、必死に稼ぐことを手放した。


手放した分、ちがうものが育った。

「驚きの学校」という自営業をはじめた。

久しぶりのパフォーミングアーツの仕事、ANTIBODIES Collective犬島公演を全うできた。

赤ちゃんを授かった。


臨月を迎えたいま、抗えない体の変化に、委ねることの強さを感じる。


妊娠初期は、居住地も仕事も先が見えない不安や、がんばるエネルギーが出ないことへの罪悪感に打ちのめされてた。

自分をコントロールすることができないってことに苛立った。

変わる自分、弱い自分、できない自分を受け入れられなかった。


でもお腹が大きくなっていくうちに、私は赤ちゃんと一緒に一緒に変身した。

砂連尾理さんと「妊婦とおどる」という作品を作る過程で、出産の文化人類学の本を読んで、妊娠や出産は通過儀礼であり、命がけの忌みの期間であり、変身のときなのだと知った。

なんだかほっとした。

今の私は、これまでの自分じゃなくて当たり前なのだと思えた。

変わる自分を受け入れていった。


しばらくは、自分ではどうにもならないものに身を委ねること、に挑戦してみたい。

流れに身を任せてみたい。

そうして、毎日を、全身で、受け止めたい。

赤ちゃんと一緒に出会う毎日を、くまなく観察したい。


新しい世界こんにちは!

2019年1月28日

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